こんにちは！
Bobです！２回目のポストになりますが、
今回はポラロイドカメラでも、アイコン的存在のSX-70についてやSX-70の使い方についてご紹介しようと思います！
それでは楽しんでいきましょう!
Thank you for visiting my “Bob’s Polaroid Works”!
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目次
- SX-70について
- 各部の紹介
- 基本的な使い方
- おすすめのTips
SX-70について
こちらのページに来られる方でしたら、Polaroid SX-70についてはご存知かと思いますが、念の為。。。
SX-70は1972年に、米国のポラロイド社が発売した初めてカートリッジタイプのフィルムを使用したポラロイドカメラの元祖モデルです！
そのコードネームである「アラジン」という名前でも知られるカメラで、発売から50年近くが経過した今でも高い人気を誇るカメラです！
“And now a compact folding, electronically-controlled, motor-driven, single-lens reflex camera. Capable of focusing infinity down to 10 inches. Has been developed to exploit integral self processing film unites which one exposed they’re automatically ejected from the camera with no parts to peel or discard. And whose final images emerge without timing in daylight where the viewers can see the materialize within the same transparent protective plastic cover through which the film was originally exposed.”
「コンパクトで折り畳み可能な、電子制御、モータ駆動の一眼レフカメラです。無限焦点から10インチ（25.4cm)までフォーカス可能です。内蔵型のフィルムユニットを使用しており、撮影したフィルムは自動でカメラから排出され、フィルムを剥がす必要はありません。撮影した画像は、昼間でも撮影したフィルムのプラスチックの透明保護フィルムの中で、現像の様子を見ることができます。」
SX-70以降のモデルで使用しているカートリッジタイプのフィルムが開発される以前は、剥離フィルムがあるフィルムを使用して、インスタント写真を現像していました。
従って、撮影後はフィルムを剥がす作業やそれを捨てる手間がかかり、カメラへのフィルムの補充作業も必要でした。
SX-70では、バッテリー内臓型のフィルムを搭載し、さらにフィルムは自動吐き出し、現像までの様子を確認できるようになったのです。
ここから、ポラロイドカメラの人気に火がつき、廉価版モデルのOneStep（1976年発売）では、発売後米国のカメラ部門で最も販売されたカメラの一つになりました。
このカートリッジタイプのフィルムのシステムは、今日のポラロイドカメラにも引き継がれ、最新のPolaroid NowやPolaroid OneStep+、Polaroid Labなどでも採用されています。（フィルム内臓バッテリーから、カメラ本体の充電式バッテリー（i-Typeフィルム）への変更やフィルム感度の違いはありますが、、）
つまりSX-70は、いわゆるポラロイドカメラの基礎を築いた重要なモデルであり、発明だったのです！
購入するには…
既に発売から50年近く経っているモデルですので、入手するのも難しいかと思われがちですが、中古市場での在庫は潤沢にあります。
基本的に入手できるモデルは、中古になるかと思いますが、日本国内ですと5,000円から25,000円程度の価格で取引さていることが多いようです！
また、2008年にポラロイドがインスタント写真事業の撤退をした際に発足したImpossible Projectや、その後のPolaroid Originals、また現在のPolaroidが中古の製品を整備して販売している整備済製品の販売も一部行われています！（現在はPolaroid.comでは売り切れ）
メーカー側の整備済品のほか日本国内であればOn and Onなどでも、独自に整備済のSX-70を販売している企業等があります！
また、SX-70は比較的長期間販売されていたこともあり、バリエーションが豊富です！
例えば、上記インスタグラムのAlpha １、プラスチック塗装の外装のModel ２など、私が所有しているFirst Model以外にも多くの種類が存在します！
ちなみにFirst Modelでは、動画にも映っていたレンズに放射状の線が刻まれている前期モデルと、Alpha １同様、レンズに焦点距離が刻まれた後期モデルが存在します！
選択肢はたくさんありますので、SX-70の購入を検討されている方がいましたら、お好みのモデルを見つけて欲しいです！
また、アフターパーツや修理サービスなどもご紹介したOn and Onや、三葉堂寫眞機店(みつばどうしゃしんきてん)などで今でも利用可能ですので、カスタマイズなど楽しんで使用できるかと思います！
使用できるフィルムは？
Polaroid SX-70では、Polaroid社のSX−70フィルムのほか、NDフィルター（取り入れる光を減らすフィルター）を使用すれば同じくPolaroid社の６００フィルムも使用することが可能です！
*内蔵バッテリーのないi-Typeフィルムは使用できない点に注意
各部の紹介
1. シャッター
写真を撮影するときに操作するシャッターボタンです
2. 焦点調整ダイヤル
被写体のとの焦点（フォーカス）を調整するダイヤルです。カメラを構えた状態で時計回りに回すと近く、反時計回りで遠くなります。焦点距離は１０インチ（２５.４cm）から、無限の範囲で調整可能です
3. レンズ
SX-70のレンズです。ここから光を取り入れて、フィルムに感光したり、ファインダーへ像を繋いでいます。
4. 明暗調節ダイヤル
白の割合を増やすと明るく（シャッタースピードが遅く）、黒の割合を増やすと暗く（シャッタースピードが速く）なります。
5. アクセサリドック
フラッシュバーなど、アクセサリを接続できます。
6. 露出計
ここで取り込まれた光をセンサーが感知し、シャッタースピードを機械的に決定しています。
7. フロントカバー
フィルムパックの入れ替え時に開閉します。カバー下側から撮影したフィルムが排出されます。
8. ファインダー
撮影時に、ここから覗き構図を確認したり、フォーカスの確認をします
基本的な使い方
撮影時
1. カメラを展開する
SX-70を左の手のひらで持ち、ファインダーの後ろ側を右手で持ち上げます。
本体左側の固定ピンが固定されるまで引き上げます。
2. カメラを構える
カメラは左手で持ち、右手の親指をシャッターボタンの裏のボードに、右手の人差し指でピント調整、右手の中指でシャッターボタンを使用します。
この時左手は、フィルムの排出の邪魔にならないよう、気をつけます。
シャッターを右手中指で押して撮影するのは、シャッター押す際の手ブレを防ぐためです。
3. 撮影する
いよいよ撮影します！
まず希望の写り方に合わせて、明暗の調整を左側のダイヤルで行います。
通常の仕上がりであればダイヤルは中心に、ハイキーであれば白の割合を、ローキーであれば黒の割合を増やすことで調節が可能です
また、SX-70ですとこの時シャッタースピードを調整するためのセンサーの調子が経年で悪くなってしまい、写真が設定が中心にもかかわらずハイキーやローキーになってしまう場合も多くあります。
カメラの特性がわかってきたらこの部分で調節をすることもできます。
続いて、ファインダーを覗いて被写体にピントを合わせます。
正しくファインダーを覗くと以下のように見ることができます。
ピントの調節は、右手人差し指で右側のダイヤルを調整して行います。
ピントが合ったら、いよいよシャッターを切ります。
SX-70のフィルムは感度が低く、暗い場所では数秒間の露出の場合もあるカメラとフィルムです。従って、手ブレを含む撮影中のカメラのフレは抑えることが望ましいです。
シャッターボタンを押すときは、手ブレが起きにくいように、右手の親指でシャッターボタン後ろを押さえてシャッターを中指で押すのがおすすめです！
暗い場所や室内では、フラッシュバーを使用するか、三脚等でカメラを固定しましょう！
4. 撮影したら
シャッターを切ると、フィルムが排出されてきます。
撮影したフィルムは、排出直後は感光してしまう可能性があり状況が悪いと全体的に白っぽい写真になってしまう場合があります。
これを防ぐために、撮影したらすぐにフィルムを手で覆うか、SX-70用のフィルムシールドを活用しましょう！
撮影から５秒ほどは、フィルムが感光しないように気をつけます。
フィルムを取り出したら、あとは現像を待つだけです！
現在のPolaroid SX-70のフィルムではB＆Wで約5-10分、カラーフィルムでは約15-20分ほどで現像されます。
ポラロイドのフィルムは、現像までの状況で仕上がりが異なってきます！
寒すぎると全体が青っぽく、暑すぎると赤っぽくなってしまいますので、春や秋以外の季節は現像の時の環境を整えてあげましょう！
Polaroid社推奨の温度帯は13 – 28°C (55 – 82°F)で、それ以下の場合は、青っぽく、それ以上の場合は赤っぽく仕上がります。
5. カメラを折り畳む
撮影が終わったら、カメラを折り畳みます。
折り畳むときは、カメラの左側の固定ピンを矢印の方向（右）に倒すとカメラが折り畳まれます。
カメラのボディーが嵌るまで折り畳めたら、ファインダーがカチッと止まるとこまで畳むと完了です！
フィルムの補充と交換
ここまで撮影の流れについて説明しましたが、ここからはフィルムの装填方法について説明したいと思います！
ここではカメラを展開した状態からご紹介したいと思います！
1. フロントカバーを開ける
カメラ右側にある、黄色のラッチを押し下げると、フィルムパックが入っているフロントカバーが開きます
2. 使用済みのフィルムカートリッジを取り出す
カートリッジについているシール部分を引っ張り、取り出します
3. 新しいフィルムパックを正しい向きでしっかりとセットする
カートリッジについているシールが外側（自分側）になるように、きちんと奥まで挿入します。
4. フロントカバーを閉じる
フィルムパックを挿入したら、カバーを閉じます。問題なく交換ができていれば、ダークスライド（シェード）が排出されます！
準備完了！！！撮影を楽しみましょう！
おすすめのTips
-フォーカスの調整方法について
Sonarモデルを除き、SX-70のカメラはマニュアルフォーカスです。
カメラが初めての方などではハードルの高い部分ではあるのですが、比較的簡単にフォーカスの状態を確認する方法をお教えします！
ファインダーを覗くと、中心の下から1/3ほどの高さに半円を２つ重ねたような円が配置されています。
実はこれがフォーカスの状態をチェックするインジケータの役割を持っています!
写真をもとに説明しますと、赤い円の中がインジケーターです。
ピントが合っていない状態（左上）から調節し、適正なフォーカスが近づくと半円同士の像が１つの像に近づいてきます。
被写体にピントが合うと、被写体と同じような状態でインジケータの中にも表示されます！
実際の撮影時は、被写体だけでなく、被写体と同じくらいの距離にある、ズレがわかりやすい文字や、模様、棒など一つ目標を決定してからフォーカスを調整すると、ピンボケした写真になることを避けることができます！
まとめ
SX-70は比較的古めのカメラですが、ポラロイドをアナログに楽しみ切ることができるとてもおすすめのカメラです！
中古での購入も状態はまちまちですが１万円以内からスタートすることができますので、アナログカメラの入門としてもおすすめです！
予算に余裕があるのであれば、整備済みの中古品など状態が保証されたカメラの方がトラブルにも遭いにくく安心して楽しめるかと思います！
カスタマイズパーツもたくさんありますので、ぜひ個性を楽しんでいただければと思います！
またInstagramには世界中の「ポラロイダー」たちが撮影した、ポラロイドがたくさんアップされています！
作品の色がとても素晴らしいので一見の価値ありです！
#SX70や#SX70filmで検索すると見つけやすいかと思います！(*ハッシュタグからリンクできます）
ご紹介した内容に関して質問等がございましたらお気軽にコメントやメール機能でご連絡ください！
また近いうちに更新したいと思いますので、ご覧いただけましたら幸いです！
ここまでお読みいただきありがとうございました！
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