ポラロイドフィルムの種類とその違い


Amazon ポラロイド公式ストアより

Bob’s Polaroid Worksへようこそ!

Bobです!

前回の投稿から時間が空いてしまいましたが、5回目のポストはポラロイドフィルムの種類とそれらの違いについて書きたいと思います!

それでは楽しんでいきましょう!


Thank you for visiting my “Bob’s Polaroid Works”!


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目次

  1. はじめに
  2. Polaroid SX-70 Film
  3. Polaroid 600 Film
  4. Polaroid i-Type Film
  5. Polaroid Go Film
  6. 番外編(限定フィルム等)
  7. まとめ

はじめに

元々のポラロイド社が倒産して久しい現在も、ポラロイドフィルムは、その後を有志で引き継いだImpossible Projectから進化し続け、現在はPolaroidの名で製品を作り続け、最新のフィルムをポラロイドユーザーへと届け続けています!

以前に比べると販売されているポラロイドのフォーマットは減って来てしまいましたが、いわゆるポラロイドのフォーマットの製品は、使用できるカメラや、フレームの種類など様々なバリエーションが展開されています。

今回は、そんな現在販売されているポラロイドフィルムの種類の違いなどについてお話しします!

なお、今回はカラーとモノクロについては、大きなグループとしてそれぞれで紹介します。

また、それぞれのフィルムで対応するカメラやスペックについて解説していますので、参考になりましたら幸いです!


Polaroid SX-70 Film

SX-70

Polaroid SX-70のフィルムは、1972年に発売したSX-70や、Polaroid OneStep、Polaroid 1000など低感度フィルムに対応したポラロイドカメラ向けのフィルムです。

カラーフィルムとモノクロのB&Wフィルムのバリエーションがあります。

バッテリー内蔵のフィルムですので、バッテリーを搭載していないビンテージのポラロイドカメラで使用することができますが、低感度のフィルムですので高感度フィルムを使用する、600シリーズのポラロイドカメラとは、互換性がありません。

個人的な感想ですが、現在のSX-70フィルムは、Impossible Projectや、Polaroid Originalsの時代に比べるとかなり品質が向上して来ていて、カラーフィルムでも現像までに15分程度、露出状況が良ければ、かなり細かい部分の描写まで表現できるようになりました。

約50年前に発売された折りたたみ式1眼レフのSX-70のカメラ達を、今半世紀後の2020年代に撮影できることは、オリジナルのポラロイドフィルムとはクオリティや現像速度に勝てないとしてもとても素晴らしいことだと思います!

SX-70カラーフィルムで撮影
SX-70 B&Wフィルムで撮影

Specs

カラー/モノクロ

ASA/ISO(フィルム感度): 160
1パック8枚入り
オリジナルのホワイトフレーム
カメラ動作のためのバッテリー内蔵

フォーマット: 10.7cm x 8.8cm (4.2 x 3.5 in)
現像エリア: 7.9cm x 7.9cm (3.1 x 3.1 in)

現像時間: 10-15分(カラー) / 5-10分(モノクロ)

カメラの互換性:SX-70(First Model, Model 2, 3, Alpha他)各モデル、Polaroid OneStep, Polaroid Model 1000など

国内定価(JPN):2750円(税込)


Polaroid 600 Film

ポラロイドの600フィルムは、SX-70よりも高感度の特徴を持つポラロイドフィルムで、SX-70のフィルムと同じくバッテリーを内蔵したフィルムなので、ビンテージの高感度フィルム使用のポラロイドカメラで使用できます。

代表的なカメラとして、Polaroid SLR680やSLR690、Polaroid Sun Cameraや636 OneStep Close-Upなど多くのビンテージポラロイドカメラで使用できます。

また、後述するバッテリーを内蔵しないi-Typeフィルムを使用する新しい世代(Impossible I-1 Camera以降)のポラロイドカメラや、感光量を調節できるNDフィルターを使用することで、高感度フィルムに対応しないSX-70フィルム使用のポラロイドカメラでも使うことができる万能フィルムです!

この万能性もあり、限定のフィルムなどバリエーションも多いフィルムです、ここではまずカラーとモノクロのフィルムについて書かせていただきます!

Specs

カラー/モノクロ

ASA/ISO(フィルム感度): 640
1パック8枚入り
オリジナルのホワイトフレーム+色付きフレームエディションあり(カラーのみ)
カメラ動作のためのバッテリー内蔵

フォーマット: 10.7cm x 8.8cm (4.2 x 3.5 in)
現像エリア: 7.9cm x 7.9cm (3.1 x 3.1 in)

現像時間: 10-15分(カラー) / 5-10分(モノクロ)

カメラの互換性:Polaroid SLR680, SLR690, 636 Close-Up, 600 Sun Camera, Impossible I-1, Polaroid Originals OneStep2, Onestep+, Polaroid Nowなど

国内定価(JPN):2750円(税込)



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Polaroid i-Type Film

ポラロイドi-Typeフィルムは、ビンテージポラロイドカメラとは異なり、カメラ本体にバッテリーを搭載することにより、フィルムのカートリッジ内部に特殊なバッテリーを搭載しなくても使用できるよう設計されているフィルムです!

したがって互換性があるのは、カメラ本体にバッテリーを搭載している新しい世代のポラロイドカメラやポラロイドプリンターのみです。

バッテリーが含まれない分、販売価格はSX -70や600フィルムに比べると少し求めやすくなっています!

フィルム自体の感度は、600フィルムと同じ仕様ですので、カートリッジを暗室で入れ替えればビンテージのポラロイドカメラでも使用できます(手間とリスクからおすすめはしません、、)

また、i-Typeフィルムは600フィルムと同じように複数の限定エディションが発売されていますので、フレームの違いなどを楽しめるフィルムとなっています!

Polaroid Labでプリント
Metallic Nights Edition

Specs

カラー/モノクロ

ASA/ISO(フィルム感度): 640
1パック8枚入り
オリジナルのホワイトフレーム+限定フレームエディションあり(カラーのみ)
バッテリーフリー(カメラ動作用バッテリー非搭載)

フォーマット: 10.7cm x 8.8cm (4.2 x 3.5 in)
現像エリア: 7.9cm x 7.9cm (3.1 x 3.1 in)

現像時間: 10-15分(カラー) / 5-10分(モノクロ)

カメラの互換性:Impossible I-1, Polaroid Originals OneStep2, Onestep+, Polaroid Now, Polaroid Labなど

国内定価(JPN):2470円(税込)


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Polaroid Go Film

ポラロイドGoフィルムは、2021年に新たに発売された別フォーマットのカメラ、Polaroid Goで使用できるフィルムとなります。

フィルム自体の比率は、オリジナルのポラロイドフィルムと同様、サイズは非常にコンパクトになっています!

現在Polaroid Goで使用できるこちらのフィルムはカラーのみの用意となっています。

日本国内では、伊勢丹のオンラインストアや、MoMAのオンラインストア、公式オンラインストアなどから購入が可能です!

Specs

カラーのみ

ASA/ISO(フィルム感度): 640
1パック16枚(1カートリッジ8枚入り)
オリジナル比率のホワイトフレーム
バッテリーフリー(カメラ動作用バッテリー非搭載)

フォーマット: 6.66cm x 5.39cm (2.623 x 2.122 in)
現像エリア: 4.7cm x 4.6cm (1.851 x 1.811 in)

現像時間: 10-15分(カラー)

カメラの互換性:Polaroid Go Camera

国内定価:2,501円(税込)


番外編(限定フィルムなど)

過去のポラロイドやImpossible Projectの時代から、さまざまな限定フィルムなどのバリエーションが展開されて来ました!

ここでは現時点(08/2021)で、ポラロイド公式で購入できる限定フィルムや、特殊なフィルムを紹介します!

ラウンドフレームエディション (Color 600 Film Round Frame Edition)

こちらは600フィルムの派生版で、フレームが円形で現像されるタイプのフィルムとなります。

Impossible Projectの時代に一度販売され、多くのポラロイドファンから再販が望まれていました。

ついに2021年にラウンドフレームが復活し、初めはPolaroidオンラインストア限定での販売でしたが、現在は定番フィルムの1つとして販売されています。

600フィルムですので、NDフィルターを持っていればSX-70使用のカメラでも使用でき、i-Typeカメラでも使用できる万能フィルムです。

日本国内では、一部のカメラ用品店や、個人出品で購入できる他、もちろん公式オンラインストアからの購入も可能です!

デュオクロームエディション(600 Film – Duochrome Edition)

こちらも600フィルムの派生フィルムで、モノクロフィルムのホワイトが別の色に置き換えられているフィルムになります。

現在は、ブラック&イエロー、ブラック&ブルーの2種類が販売されています!

こちらのフィルムもImpossibleの時代に様々な色で販売されたシリーズで、オレンジ等の色の販売もありました。

600フィルムですので、i-Typeカメラはもちろん、NDフィルターを持っていればSX-70使用のカメラでも使用できる万能フィルムです。

こちらのフィルムも、日本国内では取り扱いが増えて来ていますが、現状一部のカメラ用品店、個人出品での購入の他、公式オンラインストアからの購入が可能です!

i-Typeフィルムの限定エディション

上記2種3バリエーションのフィルムとは異なり、現像される部分の色味や形は、通常フィルムとは変わりありませんが、フレームが通常品とは異なる限定フィルムが多数販売されています!

簡単にいくつか紹介したいと思います!

キース・ヘリングエディション(Color i‑Type Film ‑ Keith Haring Edition)

著名なアメリカのアーティスト、故キースヘリング氏のデザインをコラボしたフィルムになります!

こちらのコラボレーションは、フィルムのみならずPolaroid Nowの限定エディションも合わせて発売されています!

日本国内では、一部のカメラ用品店や、個人出品で購入できる他、もちろん公式オンラインストアからの購入も可能です!

スペクトラムエディション(Color i‑Type Film ‑ Spectrum Edition)

こちらは、ポラロイドの旧ロゴにも採用されている、カラースペクトラムのデザインを、ポラロイドフィルムのフレームにあしらったものとなっています。

ポラロイドの創業者であるランド博士が愛したカラースペクトラムにインスパイアされたデザインです!

日本国内では、一部のカメラ用品店や、個人出品で購入できる他、もちろん公式オンラインストアからの購入も可能です!

メタリックナイトエディション(Color i‑Type Film Double Pack ‑ Metallic Nights Edition)

こちらのフィルムは、フレームが様々な色のメタリック調でデザインされているフィルムになります。

販売は、16枚1セット(2カートリッジ入り)として販売されています!

以前は日本国内のビックカメラ等大きな販売店でも販売がありましたが、現在は一部のカメラ用品店や、個人出品で購入できる他、もちろん公式オンラインストアからの購入となります。

その他にも、黒いフレームのフィルムや、別の製品が今後発売されうるかと思いますので、まだまだ目が離せない限定ポラロイドフィルムの世界です!


まとめ

いかがでしたか?

スクエアフォーマットのポラロイドが発売されてから来年で早半世紀、ポラロイド社の倒産など様々な波を乗り越えて現在もポラロイドフィルムが販売されています!

たくさんの種類がある中で、「自分が使えるフィルムがどれかわからなかった、、」「こんなフィルムがあったんんだ!」など何か参考になる情報がありましたら幸いです!

こちらのブログでは、ポラロイドでの撮影や、ポラロイドのある生活についてを残していますので、他の記事や、今後の更新もチェックいただけますと嬉しいです!

またコンタクトのページからメールでのお問い合わせも可能ですので、記事の内容等聞きたいことがありましたら、ご活用いただけましたら幸いです!

ここまでお読みいただきありがとうございました!

それでは、皆様にまたお会いできることを楽しみにお待ちしております!

駄文・長文失礼いたしました!

Bob

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