ポラロイドで長時間露光に挑戦しよう!

Shinjuku, Tokyo, Japan (SX-70 color film, exp: 3 minutes)

Shinagawa, Tokyo, Japan (SX-70 color film, exp: 15 minutes)

Bob’s Polaroid Worksへようこそ!

Bobです!

8回目のポストになりますが、今回は撮影のテクニックの一つ、長時間露光についてご紹介したいと思います!

一枚一枚に思いがのるポラロイドですが、夜間の長時間露光の撮影は本当に時間と、構図や、露出を考えて撮影しますので、上手く撮れた時の嬉しさはかなりあります!

それでは楽しんでいきましょう!


Thank you for visiting “Bob’s Polaroid Works!”


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目次

  1. 長時間露光とは?
  2. ポラロイドでの長時間露光撮影
    1. 撮影に必要なもの
    2. 撮影の際に考えること
    3. SX-70などのSLRカメラでの撮影方法
    4. そのほかのポラロイドカメラでの撮影方法
  3. まとめ

長時間露光とは?

長時間露光は、スローシャッターや時間露光などと呼ばれる撮影技法の一つで、遅いシャッタースピードを利用して、長い時間を1枚の写真に映すことができます。

面白いのは、車や電車など光を放ち動きのある被写体が写っていると、その軌道がしっかりと映るところにあります。

また、暗い場所での夜景撮影などにおいては、より鮮明な写真を撮影するために用いられる技法でもあります。

アナログのフィルム写真やポラロイドだけでなく、もちろんデジタルでの撮影も可能です!

最近では、スマートフォンでも対応したモデルが多数あり、アプリなどと組み合わせて撮影すると非常に面白い写真を撮影することができます!

iPhone 12 Proにて撮影(Ginza, Tokyo, Japan)

主に風景写真で用いられることが多い、長時間露光ですが、このように人が多い場所でも長時間露光での撮影ならば、動いている人については目立たなくなりますので、建物のデザインや景色などを優先して移したい時にも活用することができます!

iPhone 12 Proで撮影 (Tokyu Plaza, Yurakucho, Tokyo, Japan

ポラロイドでの長時間露光撮影

1. 撮影に必要なもの

長時間露光での撮影で最低限必要なものとしては、長時間露光に対応しているポラロイドカメラと三脚は必要です。

長時間露光の名前の通り、シャッターを長い時間開けた状態で保つことになりますので、手持ちで長時間露光撮影をするのはほぼ不可能です。。

カメラを安定して置ける場所があれば三脚はなくても大丈夫ですが、三脚があった方が場所も自由に選べるので、楽しんで撮影ができるかと思います!

新宿での撮影

その他、私が個人的に長時間露光の撮影の際にしようしているアクセサリとしては、PolaroidのNDフィルター(高感度フィルムをSX-70で使用できるように感度調整を行うためのフィルム)と街中で、レンズに入る光が多い場所では、レンズフード等を活用しています。

細かい撮影方法やアクセサリの使用用途については後ほど詳しく説明します。

NDフィルター

2. 撮影の際に考えること

ポラロイドでの長時間露光撮影は、カメラ自体の露出計を使用して、シャッタースピードを自動で撮影するのであれば、センサーへの光の入り方や、背景色に合わせて、明暗のレベルを調整すれば自動で撮影してくれますので、そこまで難しいことはないかと思います!

ただ、マニュアルでの撮影となると非常に難しくなるというのがポラロイドでの長時間露光での面白い点です。

マニュアルでも、オートでも、撮影時に考えなければならないのは、使用しているフィルム感度での撮影が可能な明るさがあるか、街中での撮影の場合、実際にどれくらいの光がカメラに届いているのかの2点についてはしっかりと調整する必要があるかと思います!

特にマニュアルで撮影(バルブシャッター*完全にシャッターを開けること)する場合は、シャッターを閉じるタイミングで、写真の仕上がりに大きく影響します。

短すぎれば、暗すぎる写真になりかねませんし、長すぎれば真っ白な写真になってしまう可能性もあります。

使っているフィルムやカメラ、その時の環境光の状況で、シャッタースピードはかなり変わってきますので、これは撮影を沢山して経験を蓄積する必要があるかと思います。

私自身現在ポラロイドは約4年目で、長時間露光の写真は100枚近く撮影しているかと思いますが、いまだに失敗ばかりです。

ハイリスクですが、ハイリターンでもあるポラロイドでのマニュアル長時間露光撮影、試して見て欲しいです。。!

3. SX-70などのSLRカメラでの撮影方法

SX-70やSLR680、SLR690などの一眼ポラロイドカメラを使用している方は、比較的簡単に撮影できます。

オートでの撮影は、ピントと明暗のダイヤルを調整して、シャッターボタンを押すだけです!

マニュアルでの撮影では、おすすめの設定としては、明暗ダイヤルは一番明るく(+3)に設定します。そうすることで、少し明るい場所でもシャッタースピードを最も遅くできます。

シャッターボタンを押したら、本体右側のボタンを押してフロントドア(フィルム交換の扉)を開きます。

このボタンは本体の電源スイッチの働きを持っていて、ボタンを押したり、蓋が開くと回路が切断されて、カメラの動作が停止します。

この特徴を活かして、シャッターが開いている状態でフロントドアを開くことでバルブシャッターに対応していないカメラでもバルブ撮影をすることができます!

因みに私は、より長くシャッターを開けて、光の筋を表現するために、感度の低いSX-70に、高感度フィルムを低感度のカメラで使用するためのNDフィルターを使用しています!

あまりメジャーな方法ではありませんが、効果はかなり高いと思います!

4. そのほかのポラロイドカメラでの撮影方法

ここでは、アプリでコントロールが可能な、Impossible I-1やPolaroid Nowなどの新しい世代のカメラでのマニュアル撮影方法についてご紹介します!

Impossible I-1は「I-1 Camera」、Polaroid Now等の新しい世代のBluetooth対応カメラは「Polaroid」アプリからそれぞれマニュアル撮影の設定が可能です!

iPhone向けPolaroidアプリ
Androidスマートフォン向けPolaroidアプリ

ここでは、iOS版のスクリーンショットにて操作をご紹介します。

Polaroidアプリでは、トップ画面で、カメラを選択し撮影モードを一番右側のマニュアルモードへ設定すると、バルブモードで撮影できます。
I-1 Cameraアプリでは、カメラを接続すると、撮影もーどを選択できますので、こちらのマニュアルモードを選択します。
マニュアルモードを開くと、絞りが左側、シャッタースピードが右側に表示されますので、シャッタースピードのメーターを一番上の「T」に設定します。

バルブ撮影の設定ができれば、あとはSX-70などでの撮影と同じく、使用しているフィルム感度での撮影が可能な明るさがあるか、街中での撮影の場合、実際にどれくらいの光がカメラに届いているのかなどを考慮し、シャッターの開放時間を考え、撮影します!


まとめ

いかがでしたか?

ポラロイドの夜間撮影はあまりメジャーではありませんが、奥が深く意外と楽しめるものです!

撮影環境により、設定やシャッタースピードを細かく調整しなければならず、技術的に難しい部分も多くありますが、三脚をお持ちの方は是非試していただきたいです!

ギャラリーページに、長時間露光の作品をまとめておりますので、よろしければこちらも見ていただけますと幸いです!

では、今回も最後までお読みいただき有難うございました!

次のブログもお楽しみに!

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